Medication record

お薬手帳について

「お薬手帳」とはどのようなものでしょうか?
いつ・どこで・どんな薬を処方してもらったかを記録する手帳です。また、お薬手帳には、患者様ご自身で記載することもできます。購入した医薬品の名称や医薬品を服用して症状がどうなったか、薬や食物などのアレルギー・どのような薬を使用してどのような内容の副作用が出たかなどの情報を記入し、常に持ち歩くことで、医療機関で情報を共有することができ、患者さんが安心・安全に医療を受けていただいただくことができます。
複数の病院で診察を受けているのですが、病院ごとにお薬手帳を分けてもよいのでしょうか?
お薬手帳は1冊にまとめてご使用ください。病院ごとに分けてしまうと、飲み合わせや重複するお薬のチェックがもれて安全にお薬を提供できない恐れがありますので、どこでもらったお薬もご自身で購入されたお薬も全て1冊にまとめるようにしてください。

Generic drug

ジェネリック医薬品について

ジェネリック医薬品とはどのような薬ですか?
ジェネリック医薬品は、もともと作られた先発医薬品と同じ有効成分を使っており、品質、効き目、安全性が同等な後発医薬品のことです。厳しい試験に合格し、厚生労働大臣の承認を受け、国の基準、法律に基づいて製造・販売しています。
さらに、製品によっては、服用しやすいように大きさや味・香りなどを改良したジェネリック医薬品もあります。新薬に比べ開発費が少ないために、新薬より価格が低くなる医薬品です。
ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じなのでしょうか?
ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ有効成分を同じ量含有し、効き目も安全性も同等な医薬品です。添加剤は、それ自身では人に対して効果はなく、安全性も確認されたものだけを使用しています。先発医薬品、ジェネリック医薬品を問わず、共に広く医薬品に使用されているものです。
先発医薬品と、形や大きさ、味や香りなどの添加剤が異なる場合がありますが、有効成分の種類と量が同じであり、効き目に差はありません。
ジェネリック医薬品のメリットはなんですか?
我が国は社会保障費の増大が深刻な問題となっており、国民皆保険制度を維持するためにも、低価格なジェネリック医薬品の普及が求められています。自己負担の軽減だけではなく、将来の世代にその負担を先送りしないためにも一人ひとりができることとしてジェネリック医薬品の使用が求められています。
ジェネリック医薬品の中には、先発医薬品と形や大きさが違うものもあります。先発医薬品が発売されてからジェネリック医薬品が発売される間の製造技術の進歩など、製薬企業が形や大きさ、味や香りなどの飲みやすさなどを考えることで、患者様がのみやすくなるメリットもあります。

Pharmacy

薬局について

「かかりつけ薬剤師」とはなんですか?
「かかりつけ薬剤師」とは、患者様一人ひとりの服薬状況をしっかり把握し、薬による治療のことや健康・介護に関することなどの相談が行えるパートナー的な存在の薬剤師です。
平成28年4月から、「かかりつけ薬剤師」の制度が制定されました。
処方箋に有効期限はありますか?
処方箋の有効期限は発行日を含めて4日間で、土日祝日も1日としてカウントされますので、ご注意ください。
代理の人が処方箋を持ってきてもお薬はもらえますか?
患者様ご本人が体調不良や怪我などで来局できない場合は、ご家族など代理の方でもお薬はお渡し可能です。
その場合でも症状や処方の内容などお薬についての確認をさせていただきますので、ご本人から現状について話をお聞きいただいたり、ご本人のお薬手帳をお持ちいただきますようお願いいたします。